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2024年7月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

無農薬栽培で育てた“ほしキラリ”です。
その角切り芋はタツマだけが作っている干し芋です。

今年もほしキラリの苗は他の品種同様に順調に育ちました。

ほしキラリは糖化が早いので、他の品種に先駆けて加工します。

ほしキラリは太くなりません。
しかし角切り芋にすると形が揃います。

まだ“ほしキラリ”を上手く栽培するコツを掴んでいません。

ほしキラリが品種登録されたのは2011年でした。
当時の主力品種だったのは玉豊(たまゆたか)です。
その玉豊が温暖化の影響からか、茨城の干し芋産地の気候に合わなくなってきて製品率がかなり悪くなってきた頃で、製品率が大幅に改善されて、尚且つ玉豊よりも美味しいとして開発されたのが、ほしキラリです。
当時玉豊に次ぐ生産量があったのは“いずみ”で、いずみよりも収穫量が良く、同程度の美味しさがあるということで、ほしキラリは鳴り物入りで期待の品種として産地に推奨されました。
ところが、いざふたを開けてみると収穫量は玉豊の6割程度で玉豊以上に悪く、干し芋加工もとにかくやり辛いのがほしキラリでした。
玉豊よりも美味しい、いずみと同等というのはその通りでしたが、それだけでは玉豊にとってかわることは適いませんでした。

タツマでは2013年からほしキラリを有機栽培しています。
収穫量が悪いのは承知で栽培を始めましたが、当初から悩まされたのは、苗の育ちが非常に遅いことでした。苗が育つまで定植を待たなければならないということは植える敵機を逃してしまうのです。当然作付け面積も限られます。
毎年あれこれ試行して苗の育ちは他の品種なみになってきましたが、収穫量が悪いのは相変わらずです。
しかし、やはりほしキラリ干し芋は美味しいので、栽培をやめてしまうのはもったいなく、少ないながらも生産を続けています。

今月は、そのほしキラリを無農薬栽培した角切り芋です。
産地でも生産量が少ないほしキラリのしかも無農薬の角切り芋です。
タツマしか作っていない干し芋をご賞味ください。

2024年7月5日 株式会社タツマ
福井保久