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2024年12月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

小さい原料芋を選び、真冬までしっかりと保存して、
ほし黄金丸干し芋に仕上げました。

少しでも保存性を高めるために、収穫したほし黄金は天日干しします。

大きくなるサツマイモがほし黄金です。
丸干し芋も丸みを帯びています。

腐りやすいほし黄金は、それだけ糖化しているので甘く仕上がります。

丸干し芋には向かない“ほし黄金”を、あえて丸干し芋にしました。

農家にとっての、干し芋の原料芋に適しているサツマイモの条件として、
「美味しいこと」「加工しやすいこと」「寒さに強い(保存性が高い)こと」「多収であること」が挙げられます。

ほし黄金は干し芋用のサツマイモとして開発されましたが、上記条件のうち、
「美味しいこと」「加工しやすいこと」「多収であること」は満たしているのですが、
「寒さに強い(保存性が高い)こと」が誤算でした。

干し芋を加工するのは冬です。
秋に収穫してから最後に加工する原料芋はひと冬越した3月で4か月以上経っています。
ほし黄金はそんな長い時間どころか真冬が来る前の12月の上旬で腐り始めるサツマイモです。

これが決定的にほし黄金が干し芋として普及しない理由です。
たくさん栽培しても加工できないリスクが付き纏うのです。

ですからタツマを含めてほし黄金を作る農家は、12月早々に干し芋加工する分しか
作付けしません。

「美味しいこと」「加工しやすいこと」「多収であること」が活かされない残念な
サツマイモです。

そのほし黄金は多収であることから、小さい原料芋はほぼありません。
丸干し芋用の小さい芋がほぼないのです。
丸干し芋は真冬に作る干し芋ですから、そこまで保存できるか解らないほし黄金で
それは問題ありません。
しかし、ほし黄金の丸干し芋も作りたいのは干し芋農家としての気持ちです。

収穫したほし黄金の中から小さい芋だけを選び、真冬までしっかりと保管して
丸干し芋に仕上げました。
ほんの少ししかできませんでしたが、美味しく仕上がりました。

2024年12月6日 株式会社タツマ
福井保久