【有機平干し芋（品種：いずみ）】美味しさに加えて究極の安心・安全を追求すると、有機栽培でサツマイモを育て、有機ほしいもに加工することに行き着きます。
国産の有機ほしいもは、タツマ（ほしいも直売場）が日本で初めて有機ＪＡＳ認証を取得しました。
継続的に農薬も化学肥料も使わないで、畑の中の与えられた環境だけで有機サツマイモを栽培・収穫して、その有機サツマイモを干し芋に加工するために、有機ＪＡＳ認証を受けた専用の自社加工場で、有機ほしいもに仕上げました。

日本全国の干し芋の中でも最高峰が“茨城産いずみ種”です。
その最高の干し芋を有機で実現させました。
その中から平干し芋と角切り芋を選びました。
“茨城産いずみ種”は有機栽培との相性がよく、有機いずみ平干し芋も、いずみの持つ甘さ、やわらかさ、食感を十分に引き出すことができた理想の干し芋に仕上がりました。

【有機角切り芋（品種：いずみ）】有機干し芋を含めて原料芋を干し芋に加工する時に重視していることの一つに、蒸かし方があります。
強すぎず弱すぎない蒸気で時間をかけて蒸かします。１時間３０分以上かけて蒸かし、そこからまだ“むらして”都合３時間かけて蒸かし上げます。
この作業を行うことで、有機いずみサツマイモが持っている美味しさを十全に引き出すことができます。

【有機丸干し芋（品種：あいこまち）】有機栽培で１３品種のサツマイモを育てています。その中には干し芋に適してはいるけれど、収穫が悪いために産地でほとんど生産されていない品種があります。
あいこまちもその一つで、自社の有機農園以外ではほぼ作られていない干し芋です。
あいこまちは細長く育つので収穫は良くないですが、その形状から丸干し芋との相性が良いサツマイモです。そこで有機あいこまちは、丸干し芋を中心に加工しました。

【有機平干し芋（品種：シルクスウィート）】シルクスウィートは安納芋のようなしっとり系の焼き芋にするサツマイモとして生まれてきました。
そのしっとり系の品種は干し芋にしても美味しい傾向があり、シルクスウィートも高品質の干し芋になることから最初は多く作付けされましたが、加工がやりづらいことから現在ではごくわずかしか作られていません。
しかし、あいこまちと同じく干し芋にしないのは勿体ないので、少ないながらも有機干し芋として作っています。

【有機平干し芋（品種：人参芋・兼六）】カロテンを多く含むサツマイモの総称が人参芋です。その中でも、とても美味しい干し芋になる人参芋が兼六種です。
しかし兼六は、いずみ種以上に育たないために、一般栽培でも栽培されることがないサツマイモです。有機栽培でもわずかしか収穫できませんが、その兼六人参芋の味わいは他では得がたい美味しさがあります。有機兼六の干し芋はそれを継承する意義を含めて生産を続けている干し芋です。

【有機丸干し芋（品種：紅はるか）】安納芋よりも“はるか”に美味しいとして名付けられた“紅はるか”は、干し芋にも適していて、干し芋にすることで甘さはより引き出されます。
紅はるかに潜在している美味しさを有機栽培で引き出せるように工夫して育てて、有機ほしいもに加工しています。
その紅はるか干し芋はどれも強く素直でストレートな甘さに仕上がります。
中でも丸干し芋が一番美味しさとやわらかさが味わえます。